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身体的な症状が実は脳の病気にも直結|ストレス社会で生き延びろ

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心の病の原因と治療とは

ナース

二つの側面から見る精神病

近年、学校で心理カウンセラーが常駐したり、企業でもカウンセリングやストレスチェックが行われるようになりました。その背景には心の病に悩む人の増加が挙げられます。心の病を円滑に治療するためには、この病の2つの側面に注目する必要があります。心の病の発症にはストレスが関係しますが、さらに脳内物質の異常が起こっているという原因もあります。そのため、精神病は脳の病気の一つにも分類されています。心療内科における精神疾患の治療では、カウンセリングと共に投薬治療が行われます。前者は患者の環境から受けるストレスを軽減するため、後者は脳の病気としての精神疾患の悪化を抑えるために用いられる治療です。以上の2つの原因を理解したうえで、患者自身も生活習慣や思考パターンの改善の訓練が必要です。食事や睡眠、運動は脳の病気に大きく影響するため、生活習慣を整えることが大切です。また、精神疾患を患いやすい人は、物事をネガティブに捉えがちな癖があると言われています。心療内科でのカウンセリングの力を借りながら、日常で思考パターンを改善することにも注意しましょう。

治療の特徴とは

心療内科ではまず、心の病であり脳の病気でもある精神疾患の発病のきっかけとなったストレスを緩和します。主なストレスの原因には学校、職場、家庭が挙げられ、必要に応じて患者の周囲にいる人々と医師が相談することもあります。特に家庭環境は患者が最も密接に関わっているものなので、家族に精神疾患とその対応方法を説明することがよくあります。ストレスの緩和では休学や休職が求められるイメージが強いですが、かえって何もしない静養に焦燥感を感じる方もいます。そのため、どのような形でストレスを取り除くかは個々のケースによって様々です。脳の病気として精神疾患を捉えることで、心療内科では睡眠や体重のチェックと薬物治療がよく行われます。睡眠中に脳内の記憶や情報が整理され、すっきりとした起床が得られるので、特に睡眠時間に関しては注意深い観察が行われます。体重は食生活を反映するうえに、薬の副作用を受けていないかの確認にも参考にされます。薬物治療では脳内物質の分泌を整えながら、不眠などの具体的な症状に対処します。