医師

身体的な症状が実は脳の病気にも直結|ストレス社会で生き延びろ

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憂鬱な状態が続く病気

ドクター

10人に一人が発症

双極性障害とは憂鬱な気分で落ち込んだり体がだるい、無気力な状態が数週間以上続く症状です。原因は人間関係などの精神的ストレスや過労などのストレスです。そもそも私たちが高揚したりふさぎこんだり、気分というものは脳の神経伝達物質によりコントロールされ喜怒哀楽という感情バランスを保っています。ですが強いストレスを脳が受け続けると、神経伝達物資のセロトニンやノルアドレナリンに栄養が届かず、気分が落ち込む状態が続いてしまうのです。双極性障害は誰でもなりえる脳の病気です。うつ病と症状が似ているので混同されがちですが全く異なる病気です。うつ病はうつの状態のみ現れるのが特徴ですが双極性障害は、気分が高揚する状態がうつの状態と交互に現れるのが特徴です。まだ詳しくはわかっていませんが脳内の神経伝達物質のバランスが乱れるのが原因といわれています。うつ病の場合は神経伝達物質が少なくなることで、悲しんだり落ち込んだりしますが、双極性障害の場合は少なくなるだけでなく、急に増加することもありそのため感情の起伏が激しくなってしまうのが特徴です。

誰でもなりえる病気です

発症の原因となるのが、ストレスと睡眠不足です。ストレスといえば人間関係によるものが多いですが、それだけではなく結婚や出産などの喜ばしい出来事も本人にとっては重荷でストレスになり発症することもあるのです。また双極性障害は同じ脳の病気、うつ状態の人に比べ躁の状態が極めて短く、多くは年間数週間程度です。残りの数か月は気分が落ちこむうつ状態です。さらにうつ病とは全く異なる脳の病気なので処方される薬が違います。うつに使われる抗うつ薬は、落ち込んだ気分をあげていく精神安定薬ですが双極性障害で処方されるのは気分安定薬です。気持ちの落ち込みと躁状態のバランスを調整して気持ちを安定させる薬です。双極性障害の人が脳の病気でうつ病と診断され抗うつ薬を飲み続けると、落ち込んでいた気分も上昇して極端な躁状態になります。すると行動面で制御が聞かず、衝動買いや高圧的な言動などが出てしまい人間関係を壊してしまいます。特に家族などは感情に振り回されイライラしてしまいがちですが、一番身近な家族や友人が注意すれば必ず見極められるので、異変に気が付いたら本人と共に受診しましょう。